2018年10月13日(土) 05:38 遊郭・赤線コメント(0)

玉水新地 高知市編①

大好きな踊り子さんの遠征の為に
廓旅をすることにした。

1ヶ月ほど前から下調べをし、
まず最初に四国を町歩きすることに決め
夜行バスで向かった。

普段から昼夜逆転気味の生活のため、
バスで寝れるか不安があったので
ドリエルを飲みぐっすり眠り
無事に朝8:30頃高知駅に着いた。
途中のトイレ休憩で外に出ると
冷んやりした空気で肌寒かったが
予報では30度近く気温が上がるとの
情報が出ていたため車内で着ていた
パジャマっぽいシャツのワンピースから
Tシャツとデニムに駅のトイレで着替え
キャリーバッグをロッカーに預けた。

まず最初に玉水新地に向かった。
慣れない路面電車に乗り
最寄りの上町一丁目で降りた。
降りるとスナックや酒場、
2階建の長屋が並んでいるエリアを通り
下調べで検討を付けていた
“怪しい旅館街”に向かった。

この区画には外と隔てるように
水路が流れていて
如何にも廓という感じがした。

歩いていると軒先の草花に
水やりをしている男性がいたので
声をかけた。

ーすいません。
この辺りは昔、
遊郭だったと聞いたのですが、
今でもお姉さんは表に
座っているのですか?

お姉さんてもうおばちゃんばっかりやで!

ーそうなんですね。ありがとうございます!

根性がなくそれ以上遠慮して聞くことは
できなかったが、現状を知れて良かった。

そして、さらに歩くと
目当てのピンクの豆タイルの建物の
通りに出た。

やはり、ネットや本見ていつか
自分の目で見るんだ!と憧れていた
建物を見たときは堪らなく感動する。

アンパンマンのおもちゃが
軒先に飾ってあり可愛らしい。

そして、入口に謎のメモ?

隣の黒と白のタイルの建物は
ネットの情報によると
入り口に半月形の鑑札があるとの
ことだったが見当たらなかった。

うろうろしていると
一人の男性が前方から歩いてきた。

ーすいません。
この辺りに住む方ですか?

そうだよ!おじちゃんの家はここ!
(ピンクのタイルの家を指差す)

ーそうだったのですね!
入口のメモが気になったのですが、
あれはなんですか?

ははは。
あれはおじちゃんの日課みたいなもんや。

ーなるほど!
あの、私、遊郭が好きで
町歩きしているのですが、
もし良ければお話聞いてもいいですか?

すまん、すまん、忙しいんや。

ーわかりました。
ありがとうございました!

お礼を言い、後にすると
後ろから声がした。

「あの子うろうろしてなんなんや」

別の家の住人の方が2階の窓から
やり取りを見ていたようで
先程の男性に話しかけていた。
正直、ドキッとした。
今は民家であり誰かの生活空間だ。
それをいきなり現れて失礼なことを
したなと思った。

もう一つ、見たかったカフェー調の建物。

ゼンリンの1982年の地図によると、
こちらは以前は洗張店(和服の洗濯店)
だったようだ。
その前に違う営業形態だった等、
ご存知の方がいれば
教えていただけると嬉しいです。

そして、近くのパチンコ店の
屋上から廓を見渡そうと向かった。

ちなみに、同じくゼンリンによると
パチンコ店は名画座やその他商店の跡地のようだ。

屋上に上がり柵まで近づいたが
高所が苦手な為、手が震え怖かった。
見渡すと先程の旅館やタイルの建物は
ぎっちり固まって建っていた。

なるほどなるほどと気がすむと
次へ向かった。

更新日時:2018年10月13日(土) 05:38 コメントする

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